とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

タグ:白化

「白いコシアカツバメがいる」
(Tさんからの無線で知る)
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珍しさだけでなく
美しさや神聖なるイメージで
どうしても特別視してしまう。

反面
周りからいじめられたり
のけもの扱いされたり
捕食されやすかったり。

特別として生きることも
つらいと思われます。
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定義上まったく別物ということで。
どちらの言葉を使うべきか。

「アルビノ」なのか
「白変」なのか。

以前に勉強したはずなのに
やっぱり忘れている。
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「アルビノ」は
メラニン色素が欠乏。
遺伝子の情報にもない個体。
目にも色素がないため
血の色が透けて赤く見える。

「白変」は
色素が減少しているだけで
遺伝子の情報として
メラニン色素は作り出せる。

以上を踏まえた上で。

目の色を確認しようと
近づくわたし。
「なにか?」
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透けた赤ではないですね。
それに
胸の縦斑もうっすらとある。
くちばしも黒い。
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「白変」ですね。
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「だから何?」
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「それで?」
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「キマユ」シリーズ第3弾。
おおっ。これは!?
調べてる暇なんかありません。
ひたすら撮影です。
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なんだか
すごい珍鳥を見つけてしまったかも。
こんなワクワク感は久しぶりです。
はるばる対馬までやってきた甲斐が
あるっていうものです。
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茂みに移動してきた彼ら。
撮影させていただきます。
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通りがかった鳥好きな人(対馬常連風)に、
写真を見てもらいました。
「おおっ。これは!?」
と一緒に驚いてほしかったのですが、
(嘘でもいいから)
あっさりと「キマユホオジロですね」と
片付けられてしまいました。
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たしかに。
キマユホオジロの部分白化個体ですね。
はいはい了解です。
(「はい」は1回で)

しかし
さっきのワクワク感。
あれ。よかったねえ。

セグロセキレイの白変した個体も発見。
顔が白いので最初はハクセキレイの別亜種かと思った。
背中や風切羽の色などでセグロセキレイと判明。
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左足だけネイルのオシャレをしているのか。
左足の爪は白く、右足の爪は黒い。
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しばらくしたら、もっと白い個体も発見。
この方は鳴いてくれたのでよかった。
「ジュジュン」と濁って鳴いたのでセグロセキレイと判明。
ちなみにハクセキレイの声は「ピピッ」っと濁らない。
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虹彩は赤くないのでアルビノではない。
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水面に映るわたしはだあれ・・・。
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もしかしたら下の写真の方も白変?
目の周りがメジロのように白過ぎる。
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一般的なセグロセキレイとして下の方を載せようと思ったが、
よく見たら涙を流してるみたい。
みなさんオシャレですな。
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部分的に白変した個体を発見。
額から頭頂にかけてと、目の脇もちょっと白い。
それから肩に近いあたりの翼の羽根、
大雨覆という羽根の1枚も白い。

放射能の影響でこうなると言われたこともあるが、
違う原因でこうなるという話もあるので、
あまり意味づけせずに観察することにする。
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下の写真は白変していないスズメ。
きょとん。
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ほかにも10羽ほどが群れになって、
ヨシの葉鞘をちぎって餌探しをしている。
たぶんカイガラムシを食べていると思うのだが、
食べている正体はうまく写ってくれなかった。
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