とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

タグ:京都

大きめの黄色い実がたくさん。
おかげで遠くからでもわかる。

ああこれはセンダンの木だ。

そんな千の団子を求めて
ヒヨドリが群れる。
hiyodori-2080174

器用に摘み取って。
hiyodori-2080202

丸飲み。
hiyodori-2080198

喉につまらせぬよう。
hiyodori-2080197

センダンの実には
毒があるといいます。
hiyodori-2080221

犬で5-6個。
人の子供で6-8個。

これで
48時間以内に死に至るという。
hiyodori-2080221b

この個体は
無理な体勢をして。
毒の少なそうなのを
選んでいるのでしょうか?
hiyodori-2080185

次々食べているので。
問題ないのでしょう。

センダンにとって
ヒヨドリは大事な種子散布者。

お互いの利害関係が
現在も試行錯誤されながら
進行形なのかもしれません。
hiyodori-2080157

少し離れた所では
イカルの群れが賑やかですが。
もっぱらエノキがいいようで
センダンにはやってきません。

山科川という場所は
野鳥にとって
居心地がいいのかもしれない。

たまにそんなことを思う。

あの隠れたがりの
タシギさえも
まる見えの川面を
堂々と歩いている。
tashigi-1100584
tashigi-1100586

カワセミファンの
カメラマンが多いことも
関係しているのかもしれない。

土手から見下ろす人間たちは
我々に危害を加えない。

そんな風に
思っているかのようだ。
tashigi-1100588
tashigi-1100590

いやいや
さすがにちょっと
不安になってきたのか。

石にのっかり
なんとなく擬態?
tashigi-1100597
tashigi-1100604

更にこちらの内面を
さぐっているかのような
つぶらなまなざし。
tashigi-1100598
こうなるともう
逆にこちらが動揺。

ピントは後ろの石に
もっていかれる始末。

どうぞ山科川で
くつろいでいって
おくんなまし。

冷える朝。
凍った山科川に
ハクセキレイ。

エサ探しというよりは
好奇心で歩いてるっぽい。
滑ってもしらんよ。
hakusekirei-1100712


ムクドリは
川の水を飲む。

体を冷やすから
やめとき。
mukudori-1100399
mukudori-1100393


スズメも同じく。
忠告を聞かない。
suzume-1100654
suzume-1100645
suzume-1100649


ヒヨドリも
冷たい水がおいしい。
hiyodori-1100183
hiyodori-1100187

別のヒヨドリも。
hiyodori-1100206
hiyodori-1100224


ツグミも負けてはいない。
3羽同時。
tsugumi-1100774
tsugumi-1100791

恐れ入りました。
tsugumi-1100806
tsugumi-1100808
tsugumi-1100817
tsugumi-1100824
水がおいしいなら
何も言うことはなし。
なによりであります。

16羽の鳥の群れ。
シギチっぽいが誰だろう。
munaguro-8230311

ムナグロのようです。
munaguro-8230321

ちょうど
オオジシギのいた近く。
休耕田に降りてきた。
munaguro-8230442
munaguro-8230443
ようこそ
いらっしゃい。

巨椋にてジシギ類探し。

田んぼのへりに
なにかいます。
oojishigi-8230278a

なんとなく大きく感じますが。
さて「なにジシギ」なのか。
oojishigi-8230278b
oojishigi-8230297b
ジシギ類の識別は
むずかしいので。

確実な識別点である
尾羽(外側尾羽)を見たいところ。
oojishigi-8230525b

すると。
伸びを始めました。

ここからは
ひたすら連写です。
外側尾羽に注目。
oojishigi-8230580
しかし。
手前の草が。
邪魔をします。
oojishigi-8230581

見たいところが
ちょうど見えません。
oojishigi-8230582

あともう少し。
oojishigi-8230583

見えてきました。
oojishigi-8230585

拡大。
外側の尾羽5枚が
白黒の模様です。
oojishigi-8230585b

ここで図鑑の絵を引用してみます。
ジシギ4種の尾羽。

氏原巨雄・氏原道昭 著
「シギ・チドリ類ハンドブック」
文一総合出版より
jishigi-tails

外側尾羽が白黒模様で
5枚というと。
右上のオオジシギと一致。

もちろん模式図なので
模様や枚数なども
個体差などあると思いますが。

現段階では
オオジシギとなりました。

足環をつけたケリ。
2個体を発見。

さっそく
巨椋でケリの標識調査をされている
脇坂英弥さんにお知らせ。
個体情報を教えていただいた。

まずはA個体。
keri-8140799
左脚に緑と赤のカラーリング。
右脚に金属リング。
keri-A-8140929
この個体は
2007年4月18日に
標識放鳥した個体だそう。

その時で既に
成鳥だったというので
少なくとも13歳以上なんですね。
長生きです。

お若く見えます!
keri-8140848


つづいて
こちらのB個体。
keri-8141078
左脚に赤2つ。
右脚に緑、水色。
そして金属リング。
keri-141078b

今年2020年4月5日に
標識放鳥した個体だそうです。
こちらもその時点で既に
成鳥だったとのこと。

少なくとも1歳以上。
keri-8141067
今年はヒナを無事に
育て上げたとのこと。
立派です。


こうやって
1羽1羽の個体として
おつきあいしてみると
また違った見え方が
してくるもので。
とても興味深い。

このアオサギは
若い個体のようだが
なかなかの名ハンターである。
aosagi-8140596
ミミズをつかまえるのが
とても上手い。
aosagi-8140602
次から次へと。
見つけるのも早い。
aosagi-8140621
長めのミミズも。
aosagi-8140634
まるまったミミズも。
aosagi-8140645
絶妙の箸さばきで。
aosagi-8140670
つまみあげ。
aosagi-8140754
繊細に。
aosagi-8140677
そして大胆に。
aosagi-8140709
放り上げて。
aosagi-8140628
呑みこむ。
aosagi-8140661
いひひひ。
aosagi-8140640

この秋も
飛んでますねえ。
iwatsubame-B170164
きちんと数えるのを忘れた。
20羽ぐらいはいたかな?
んー。
全然覚えていない。
iwatsubame-B170226
非繁殖期も
巣を利用して寝ているようだが、
寄生虫のことも
ちょっと気になったりもする。
iwatsubame-B170146
体につくシラミバエのほかにも、
巣には、
ツバメヒメダニという寄生虫が
たくさん湧くようなので。
iwatsubame-B170084
夏に最後の子育てが
終了してから、
しばらく何ヶ月かは
姿が見られなくなるが。
iwatsubame-B170257
その間に
巣に着いた寄生虫などが
いなくなる効果でも
あるのかもしれない。
iwatsubame-B170246
こうして
この秋も元気に飛んでいるので
無駄に心配することは
やめにしよう。
iwatsubame-B170175
またちょくちょく
会いにきます。

チョウゲンボウにつづいて
地元アオサギにも会いに行く。

こんにちは。
立派になりましたね。
aosagi-5180061
3羽ともに
大きなってな。
aosagi-5180131
aosagi-5180123
となりの巣では
成鳥がまだ巣に座っている。

孵らない卵を抱いているのだ(推測)。
もう2ヶ月以上もこの状態。
aosagi-5180101
となりで成長した幼鳥は
そういうことを
全部知っている気がする。
そういう顔をしている。
aosagi-5180061

仕事帰りに
地元のチョウゲンボウに会いに行く。

巣があると思われるマンションから
100mほど離れたビルに
オスがとまっていた。
マンションの方角をじっと見つめている。
いわゆる監視どまり。

なかなかいい場所を見つけたねえ。
何のコードなのかわからないけれど
いい感じのたるみ具合だ。
tyougenbou-5180048
こちらの理想としては、
エサ運びなど、
巣への出入りを確認できたらいいな。
と期待したのだけれど。
なかなか進展はありません。

まあ「いた」ということで
よしとして
こちらはもう帰ります。

このままじっと
望遠レンズを抱えたまま
マンションを見つめているのも
つらいので。

↑このページのトップヘ