とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

タグ:ハヤブサ

ハヤブサがすごい勢いで
わたしの頭上を
通り過ぎていった。

ハンティングに違いないと
その方向を探していたら。
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なんとミサゴを
追いかけているでは
ありませんか。

しかも
ミサゴはエサの魚を
仕留めたばかり。

「やれやれ困った。。。」

ミサゴのため息が
聞こえてくるようです。
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ハヤブサは
ミサゴを追いかけている
というよりも。

ミサゴが仕留めた
大きな魚に目を奪われた
のかもしれません。

うらやましがり屋
というやつでしょうか。
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見ればハヤブサの胸は縦斑。
今年生まれの幼鳥です。

それはそれは
好奇心の旺盛なはずです。
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一人とりみるの旅。
今回は十勝にやってきました。
日没までの2時間。
さっそく鳥を探してみます。


遠方にあやしい鳥の群れ。
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降りた場所が特定できず。
農地を探すも見つからず。
川の中にいました。
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ハクガン約700羽。
シジュウカラガン約300羽。
あわせて千羽の群れ。
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シジュウカラのような
シジュウカラガンと。
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名前の通り白いハクガン。
幼鳥はくすんだ色(右)。
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オオハクチョウの
親子もやってきて。
一緒に記念撮影(手前4羽)。
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ハヤブサもやってきて。
記念撮影?
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ハクガンたちは
一斉に飛び立ちます。

自分よりも小さな
ハヤブサに襲われる?
(因果関係は不明です)
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あわせて300羽ほど。
遠く南方向へ
飛び去ってしまった。

このまま本州まで
渡ってしまうのかもしれない。
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残りの700羽は戻り
わたしの近くへ
舞い降りてくれた。

ハクガン約500羽。
シジュウカラガン約200羽。
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農地で腹ごしらえ。
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ハクガンは
首筋の「しぼ」が
とてもお洒落です。
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本日の日没は16:09。
もうそんな時間です。

そんな頃。再び。
突然一斉に飛び上がりました。
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オオタカ(幼鳥)が
襲いかかってきたのです。
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オオタカが襲うんですから
さっきのハヤブサもはやり。
襲撃だったのでしょうか。

幸い被害者は
いなかったようです。

気がつけば。
わたしは完全に
ガン側の応援席におりました。
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その後
オオタカも飛び去り
辺りは夜の始まりです。

こちらはぼちぼち
宿に向かうことにします。

いつもの場所。
今月もたくさんのオシドリ。
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岩場でくつろいでいます。
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水辺では今日も。
1羽のメスをめぐって
オスたちのアピールタイムが
つづいています。
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以前より
まったりした2羽が
目につくようになりました。
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「君はどんぐりのように可愛い」
「あなたの どんぐりまなこ も好きよ」

いい感じです。
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いつもは
こんな様子を上から眺める
ハヤブサの存在があるんですが。
今日はお留守のようです。

ハヤブサはいつもここで
オシドリを捕まえて
食べています。

見なくってもわかります。

なぜなら
オシドリの羽毛が散らばる
調理場があるので。
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調理場には
たくさんのドングリ。

オシドリは
ドングリが大好物。

未消化のドングリが
食道などから
出てきたのでしょう。

ハヤブサは
オシドリは大好物だが
ドングリは嫌い。
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ということが
わかりました。

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1月28日につづいて今月も。
仕事を終えてから
オシドリに会いに行く。

相変わらず
深い深い谷の底に
たくさんの姿。

高いところから
覗き込むように撮影。
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石にまぎれて休むオシドリ。
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岩にまぎれて休むオシドリ。
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昨夜は遅くまで遊び疲れたのか。
みな眠そうだ。
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そして今月も。

そんな様子を
上から眺めている存在がある。
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このハヤブサは、
栄養が充分に
満たされているのだろう。
くちばしや蝋膜(ろうまく)が
艶々している。
うらやましい。
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この場所は
ハヤブサにとっても
オシドリ以上に
最高の場所なんであろう。

深い深い渓谷にて集う
オシドリの群れ。

オシドリにとって
ここは夢のような楽園。
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岩場でくつろぐ彼ら。
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派手な装いの
優雅なオスばかり
と思いきや。

岩にまぎれるように
メスの存在もある。
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水面では
1羽のメスを囲んで
オスたちのアピールが
行われていた。
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まるで貴族階級の
秘密の社交場のように。
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気の合った者同士は
寄り添い合って。
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ここはきっと
夢のような竜宮城。
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そんな様子を
高い高い上のほうから
じっと眺めている
そんな存在もあった。
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