とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

カテゴリ: 愛媛県で撮影した野鳥

海沿いの国道。
下灘(しもなだ)という辺りで
6羽の海鳥に遭遇。

シロエリオオハム5羽と
オオハム1羽。


ふだんあまり会えないので
1羽ずつじっくり見てみることに。
まずはシロエリオオハムA個体。

背中に白斑があるので
冬羽(非生殖羽)から
夏羽(生殖羽)に移行中。
shiroerioohamu-3260140

B個体。
こちらも背中に白斑あり。
同じく換羽の途中。
shiroerioohamu-3260121

C個体。

背中の白斑が
ほとんどないので、
まだ冬羽(非生殖羽)かと
思ったんですが。

くちばしが黒いことから、
衣替えは始まっているようです。
shiroerioohamu-3260137

D個体。
C個体と同じような状態。

あごひも状の黒いラインが
明瞭な個体です。
(別種オオハムにはない特徴)
shiroerioohamu-3260152

E個体。
こちらはかなり
夏羽へと換羽が進んでいます。
顔も黒っぽい。
shiroerioohamu-3260196
ちなみに繁殖地は
シベリアやアラスカ、
カナダだといいます。
shiroerioohamu-3260167

つづいてこちら。
別種のオオハム。

ほぼ冬羽ですが
くちばしは黒いので
この個体も
衣替えは始まっています。

しかし
シロエリオオハムと
よく似ていますが。

せっかくなので
どこが違うのか
あらためて再確認。
oohamu-3260158
頭のてっぺんが平らで。
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くちばしが太めで長く
やや下方に湾曲して見える。
ふむふむ。

あごひも状の
黒いラインはない。
oohamu-3260189
脇腹の後方が白く目立つのは
遠方からの観察の際に
とてもありがたい識別点です。
oohamu-3260260


ふたたび車を走らせて。
今度は上灘(かみなだ)
という辺りで。
4羽のシロエリオオハムに遭遇。


今回もせっかくなので
1羽ずつ見てみます。

F個体。
夏羽(生殖羽)に移行中。
shiroerioohamu-3260390

G個体。
背中の白斑もなく、
くちばしも真黒ではなく。

今まで見てきた中では
もっとも冬羽(非生殖羽)
の状態といえそうです(?)。

しかし頭から首にかけて
まだらになっていますが。
shiroerioohamu-3260315
調べてみたら、
この状態もやはり
夏羽への換羽途中でした。


H個体。
この個体もまだらで、
背中に白斑がありませんが、
くちばしははっきりと黒い。
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最後に I個体。
ふむふむ。
なるほど。
shiroerioohamu-3260424
それぞれ少しずつ
見た目が違いながらも、
すべての個体ともに
生殖羽に移行中でありました。

仕事を終えて
再びカンムリウミスズメ。
けっこう探したんですが。
今回は会えませんでした。

しかし
ウミスズメに
たくさん会えました。
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ほとんどは
まだ冬羽(非生殖羽)でしたが。
2~3羽ほど
眉斑のある生殖羽の個体も
目にしました。
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今後は北へ。
繁殖地へと移動するのでしょう。

この日は
数羽~最大30羽ほどの
小群で行動しています。
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海に降りるかな。
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着水!
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もう2羽も。
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着水!
頭から。
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そのまま
海へ潜ってしまいました。
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しばらくして
水面に。
umisuzume-3251383
一列に並ぶのが
好きなんでしょうかね。
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海は広いな
大きいな。


今回の現場仕事では
松下さんと久しぶりの再会。
この場を借りまして
ありがとうございました。

府県をまたぐ
移動の伴うお仕事。

言い訳はしないように。

移動の途中にも
いつだって
鳥をさがしています。



ウミスズメの群れも
県をまたいで
国をまたいで
移動です。
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自由にまたいで
いってらっしゃい。
umisuzume-3220712
今日はまだ
瀬戸内海でうろうろ
するのかもしれません。
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14羽の群れが
一列になって。
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下の写真は
別種のカンムリウミスズメ。
遠くに1羽だけ
姿がありました。
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ぼけぼけですが。
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顔の黒色が
首の横へすんなりと
つながります。
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下の写真は
再びウミスズメ。

こちらは
頬から首にかけての白さが
よく目立ちます。
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カンムリウミスズメは
この辺りで繁殖活動に
入るのでしょうか。

ツバメだツバメだ。
ひさしぶり。
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実際はもっと早くに
渡ってきてたであろう。

単にわたしが
ひさしぶりに会えたので。
とてもうれしい。


「知ってる人ぞなもし?」
「知らない人やねえ」
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