とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

カテゴリ: 航路で撮影した野鳥

逆光の沖合では
ウミアイサがちらほら。
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順光でもちらほら。
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ヒメウは
あちらこちらに。

紫や緑の光沢が美しい成鳥。
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褐色味の若い個体。
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こちらの個体は
飲み込んだ魚が
下りていかないのでしょうか?
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ずっと上を向いたまま。
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こちらはウミウ。
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岩の上にも。
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カモメ類は
セグロカモメ。
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カモメ。
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ウミネコ(若鳥)。
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ミツユビカモメ。
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最後に。
クロサギがゆったりと
流れてゆきました。
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おしまい。

この日一番目についた鳥は
カンムリカイツブリ。
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ようけおりますな。
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生殖羽に換羽した個体も。
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ハジロカイツブリも
くっついて(左2羽)。
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沖合では飛ぶ姿。
翼模様のおかげで
遠くても識別できます。
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釣り船の手前で
飛んでるのも?
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いやいや。
翼に模様はないので
こちらはアビ類。
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おなかの白が
腰にまで見えるので
オオハムと判断です(個人的に)。
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こちらは
シロエリオオハム。
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識別点とされる
「あごひも」
も見えました。
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繁殖地に向けて
少しずつ北上してるのかな
とも思ったりしますが。

まだ早いですかね。

鳥羽と伊良湖岬を
往復するフェリーにて。

ウミスズメに
よく出会いました。
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10羽前後の群れで
見ることが多い。
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水面に着水!
と思いきや。
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瞬時に頭から潜るので
姿が見えなくなる。

こんな感じ。
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ユニークな鳥です。
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クルーズ船では
海の哺乳類を主に探します。

下の写真は
イシイルカの水しぶき。

水面にうっすらと
白い背びれが見えているんですが。
わかりにくいですね。
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昨日のウトロ側でも
船内アナウンスがあって
撮影しましたが。

姿が全くと言っていいほど
見えません。
ひたすら水しぶきだけを
撮影するわたし。

これがイシイルカの
泳ぎ方の特徴だとか。
はぁ???
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水面を水平に切るように
石を投げる遊びがありますが。
イシイルカの名前の由来は
そこから来ているそうです。

なるほどそれなら納得です!


知床ネイチャークルーズでは
スタッフさんによる解説付き。
ふむふむ。
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今度はマッコウクジラを探します。
海中マイクを使って
音を頼りに探すようです。
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しばらくして。
船内にアナウンス。
「マッコウクジラの潮吹き!」

背景は国後(クナシリ)島。
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徐々に近づいて。

水面にのぞくは
噴気孔のある鼻先。
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下の写真が鼻の孔(噴気孔)です。
左側にしかないそうです。

左右非対称の世界に
生きているんですね。
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左右非対称の構造は
視界の利かない環境では
音の位置関係を
把握しやすいといいます。
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何度も何度も。
潮吹きを行って。
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再び深く深く
潜りはじめます。

背びれが見えてきました。
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次に
尾びれも見えてきました。
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思わず拍手があがります。

マッコウクジラは潜ってしまうと
40分~1時間近く
潜りつづけるそうで。
観察のタイミングを合わせるのも
難しいようです。

他社のクルーズ船とも
情報を共有しているとのこと。
すばらしい。

下船後は
船長さんオススメの
時鮭(ときしらず)定食を
昼飯としました。

濃霧がやっと晴れました。

今日は
羅臼側の船に乗って
海鳥さがしです。

知床ネイチャークルーズの
EverGreen 38号。
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港の岸壁からは
オジロワシがお見送りです。
いってきます。
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うっすらとまだ霧が
残っているものの
知床半島がよく見えてきました。
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水面で休んでいた
ウトウが飛び立ちます。
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白髪の眉と髭。
お爺さんのような顔つきですが
生殖羽(繁殖羽)のウトウです。
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下の写真はケイマフリ。
遠い。
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下の写真はカンムリウミスズメ。
非生殖羽の個体。
ピントが合いません。
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船が近づいて
水面を走りだしました。
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下の写真はハイイロウミツバメ。
今回の旅で撮影したい
と思っていた鳥の1つ。
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もうちょっと顔を
見せてほしかったが。
うしろ姿を追うだけで精一杯。
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こちらはアカエリヒレアシシギ。
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こちらはハシボソミズナギドリ。
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下の個体は
くちばしが長く見えるので
ハイイロミズナギドリではないかな。

両種の識別はむずかしいので
保留にしておきます。
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つづいて
アカアシミズナギドリ。
お初です。
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名前に赤足とありますが。
いわゆる赤色ではありません。
ぜんぜん目立ちません。
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くちばしがほんのりと
肌色をしており
やや太めなのが特徴なんですが。
なかなか見せてくれません。
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遠いのを無理やり拡大。
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フルマカモメ(手前2羽)と一緒に。
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フルマカモメ。
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ずんぐりむっくりな
シルエット。
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水面を走ります。
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ほかに
クロアシアホウドリも
いたようです。
海の哺乳類は次の記事に。

全体的にうしろ姿の多い
撮影ではありましたが。
また今後のお楽しみということで。

船は無事に港へ戻りまして。
岸壁には先程の
オジロワシ成鳥のほかに
幼鳥(今年生まれ)もお出迎え。
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ただいま。

知床半島の北側
ウトロに到着。

港近くのゴジラ岩。
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オオセグロカモメが
コロニーを作っています。

もこもこした
今年生まれの幼鳥もいました。
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別の崖地では
ウミウのコロニー。

親鳥に食べ物をねだる
幼鳥2羽。
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これから船にのって
海鳥に会いに行きます。

さて。どの船にしようか。

調べただけでも5社もある。
ゆっくりな大型船1社と
高速で小回りの利くクルーズ船4社。

ウミネコと一緒に考える。
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選んだのは大型船。
これから知床半島の先端まで
巡ってきます。
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まず目にしたのは
ケイマフリ。
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知床半島では
ウトロ周辺の崖地で
繁殖しているらしい。

どおりで
わりと目にする機会が多い。
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名前の由来は
アイヌ語の
「kema(足) hure(赤い)」

魅力ある鳥です。
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魚を運んでいる姿も
ありました。
わが子に運んでいるのでしょうか。
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・・・気がつけば。
船は半島先端で折り返し、
もときたルートを戻ります。
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海鳥の出は
いまひとつといったところ。

ウトウが横切っていきました。
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しばらくして
ハシボソミズナギドリ。
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大群の見られる時期は
もう過ぎてしまっています。

単独や数羽で。
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こちらはハイイロミズナギドリ。
ハシボソよりも
くちばしがやや長めです。
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アカエリヒレアシシギは
6羽の群れ。
遠いなあ。
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船はだいぶ戻ってきて
ふたたび
ケイマフリが迎えてくれました。
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個体数が激減している
と聞きますが。
ちょっと心配です。
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このあと羅臼側へ戻るが
朝と変わらず濃霧のまま。
ウトロは快晴だったというのに。

どうやら知床半島の北と南では
こういったことは当たり前と知る。
ひとつ賢くなった。

仕事を終えて
再びカンムリウミスズメ。
けっこう探したんですが。
今回は会えませんでした。

しかし
ウミスズメに
たくさん会えました。
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ほとんどは
まだ冬羽(非生殖羽)でしたが。
2~3羽ほど
眉斑のある生殖羽の個体も
目にしました。
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今後は北へ。
繁殖地へと移動するのでしょう。

この日は
数羽~最大30羽ほどの
小群で行動しています。
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海に降りるかな。
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着水!
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もう2羽も。
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着水!
頭から。
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そのまま
海へ潜ってしまいました。
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しばらくして
水面に。
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一列に並ぶのが
好きなんでしょうかね。
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海は広いな
大きいな。


今回の現場仕事では
松下さんと久しぶりの再会。
この場を借りまして
ありがとうございました。

府県をまたぐ
移動の伴うお仕事。

言い訳はしないように。

移動の途中にも
いつだって
鳥をさがしています。



ウミスズメの群れも
県をまたいで
国をまたいで
移動です。
umisuzume-3220687
自由にまたいで
いってらっしゃい。
umisuzume-3220712
今日はまだ
瀬戸内海でうろうろ
するのかもしれません。
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umisuzume-3220786
14羽の群れが
一列になって。
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umisuzume-3220794
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下の写真は
別種のカンムリウミスズメ。
遠くに1羽だけ
姿がありました。
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ぼけぼけですが。
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kanmuriumisuzume-3220359
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顔の黒色が
首の横へすんなりと
つながります。
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下の写真は
再びウミスズメ。

こちらは
頬から首にかけての白さが
よく目立ちます。
umisuzume-3220748

カンムリウミスズメは
この辺りで繁殖活動に
入るのでしょうか。

脇役だなんて申し訳ない。
あくまでも
こちらがうまく
撮影できなかったから。


まずはクロアシアホウドリ。
ぼんやりと頬杖つきながら
けだるく眺めていたような
アンニュイな写真になりました。
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つづきまして
こちらは不明種。
フルマカモメにしては
翼が細長くて
アカアシミズナギドリかな?
と思ってみたり。
いややっぱりフル・・・。
いやアカ・・・。

なにしろまだ
海鳥初心者なので
保留としておきます。
いつか笑って
話せる日がくるまで。
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humeisyu-B240172

つづきまして
オオミズナギドリ。
換羽中の個体が多かった。
この時期はこんな感じなのかな。
oomizunagidori-B230566

つづいて
ミツユビカモメ。
mitsuyubikamome-B230576
下は幼鳥。
背面のM字模様が
特別感を感じさせてくれます。
まるで別種のよう。
mitsuyubikamome-B240082

こちらは単独ユリカモメ。
1羽だけでなんとなく寂しそう。
yurikamome-B230405

こちらはたくさんウミネコ。
船で出会った方が
「海にゃんこ」と
呼ばれていて楽しかった。
こちらも今度使ってみよう。
umineko-B240348

つづいて
おなじみオオセグロカモメ。
こちらの気のなさを
感じ取ったのか。
目つきが悪い。
(いつもでしたね)
oosegurokamome-B230363

セグロカモメは
目つき悪くありません。
segurokamome-B240060

こちらの群れは
カンムリカイツブリ。
遠方を南に移動中。
翼の模様で判明です。
kanmurikaitsuburi-B230328

こちらはウトウ。
以前に天売島コロニーで
会いましたね。

今回かろうじて写りましたが。
もう少しいい写真を
撮ってあげたかった。
utou-B230633
utou-B230634

最後にツグミ。
あらあらこんなところに。
1羽だけで。
どこにも止まり木ないのに。
だいじょぶなのかな。

ちゃっかり
船首に飛び乗ったのかもしれない。
どうぞ無理されずに。
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ずんぐりむっくりな
シルエットのおかげで、
フルマカモメだと
気づかせてくれる。
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カモメと名がついているが
カモメのなかまではなく
分類はミズナギドリのなかま。
furumakamome-B240288b
ミズナギドリ目の別名は
管鼻目(かんびもく)と言って
くちばしの鼻孔部分に
管がついている。

同じ目(もく)の
アホウドリ科にも付いてたかな?
と思って調べてみたら
左右に小さい管があると知った。
小さ過ぎてわかりにくかった。

下の写真は
コアホウドリの管鼻。
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ミズナギドリ科の
フルマカモメはわかりやすい。
くちばしの上の
1つの管がとても目立つ。
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上の2枚画像の落鳥は、
いずれも古屋さまに
提供していただいた個体です。
役立っております。
あらためてお礼申し上げます。


さてさて。
管鼻の発達した鳥は
臭覚が優れているそうです。

エサ探しに活用されたり、
つがい相手の認識や
集団繁殖地での
自分の巣を特定する際にも
利用されているという。

鼻の悪いわたしにとっては
うらやましい限り。

目もだいぶ弱ってきたので
臭覚を鍛えよう
という気にさせてくれた。
furumakamome-B240279
わけのわからない話と
思われたか・・・。
行ってしまいました。
furumakamome-B240263

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