とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

2021年07月

林道を車で走っていると
キセキレイが前に現れて。

横に逃げてくれれば
いいものの。
先へ先へと逃げて行くものだから。

しばらくの間
追いかけっこに
なってしまうことがある。
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キセキレイは
車を恐れるあまり
必死に逃げているのだ
と思っていた。
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だからこちらは。

減速して
逃げる隙を
与えてあげたりした。

だのに。

今度はこちらの様子を
チラチラと伺い出して
逃げること自体をやめてしまう。
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まったくもう。

再びこちらが速度を上げると
また先へ先へと
逃げて行く。
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こちらも特に
急いでいないので。
車を止めてみると。

なんと
エサを採り始めるでは
ありませんか。
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ぜんぜん
恐がってなんか
いません。

むしろ
余裕。


こちらのことも
よく見ています。
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もしかしたら
巣から引き離すために
自らが囮となって
気を引く行動を
していたのかもしれない。

実際のことは
よくわかりませんが。

キセキレイの方が
一枚上手(うわて)
でありました。

人の顔を見るときによく。
髪や髭(ひげ)を消して
坊主の顔を想像したりする。

額縁を外して
絵を眺めたいのと一緒。
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上の写真は
サンコウチョウのオス成鳥。
(ピント甘し)


頭の羽根が
ずいぶん抜けているので
なんだか印象が違う。

巣立ったばかりの
幼鳥かと思ったほど。
かわいらしい。
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髪を切り過ぎて
「なんだか若返ったね」
などと言われることもあるが。

このサンコウチョウも
とても幼く見える。
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繁殖も終えたこの時期。
成鳥は換羽が進みます。

で。こんな姿に。
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枝に隠れて。
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やはり髪型は大事ですね。

夏の干拓地。

いるはずのない
冬鳥のナベヅルがいました。
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少し離れたところに
もう1羽。
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しばらくして
3羽は集まってきました。

わたしの存在のせいでしょう。
ごめんよ。
警戒して当然です。
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本来ならば
春にこの地を飛び立って
今頃はロシアあたりで
過ごしているはずです。

旅立てなかった理由が
なにかあるのでしょうか?

すると
そのうちの1羽が
はばたきを始めました。
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左翼の先が
なんだか変です。


しばらくして。

まるで覚悟を決めたかのように。
わたしにその左翼が
まるまる見え見えの位置になって
食事を始めました。
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おうおう。
痛々しいねえ。

左翼の手首にあたる所から
だらんと垂れ下がっています。

これでロシアまで帰るのは
無理ってもんです。
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しかし。
こうして今現在も
過ごしていることを思えば。

不具合のある姿を
哀れに思うことは
間違いなのかもしれません。


哀れってなんですかぁ?
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残りの2羽はどうなのかは
よくわかりませんが。
ケガした1羽に
つきあってくれている
のかもしれません。

家族なのか?
とも考えたりしましたが。

3羽とも顔から首にかけて
褐色味に見えるので
みな若鳥なのかもしれません?
(よくわかりません)
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田んぼの上空
トンボがたくさん。
ウスバキトンボだという。
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ウスバキトンボだけじゃない。
アマツバメも飛んでいた。
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よし。
それならということで。

アマツバメが
ウスバキトンボを
食べるところを
狙ってみる。
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しばらく撮影してみるが
うーん。食べていない。

食べないというわけでは
ないと思うのだが
メインではなさそうだ。

撮影した画像を見ていたら
小さな飛翔昆虫も
写っていた。
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そういえば
トンボも蚊や蠅などの
小さな飛翔昆虫を
エサとしているのだった。

同じく飛翔昆虫をエサとする
ツバメも飛んでいた。
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下はハチの仲間でしょうか。
いろいろと飛んでいるようです。
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結局のところ
捕食の瞬間は
撮影できずでありましたが。

いろいろ飛んでいる
という発見の時間でありました。

ここの現場仕事へ来たら
いつも見に行く
ヒメアマツバメの営巣地。

この日も飛び回っていました。
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写真を撮ってから
液晶で拡大してみると
のどが膨らんでいるのが
よくわかります。
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たくさんの飛翔昆虫を
飛びながら捕らえて
口の中に溜め込んでいるのです。
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このあと
巣のある橋の下へ
降りていきました。

子育て応援中~。

「キョキョ・キョキョキョキョ」
「キョキョ・キョキョキョキョ」

さっきから
ホトトギスのオスが
よく鳴いています。

時々「ピピピピピピ」
というメスの声もするので
鳴き交わしているのかもしれません。


遠くの電線に
メスがとまりました。
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赤色型ですね。
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また鳴き出しました。
「ピピピピピピ」
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交尾が見られるのかと
期待しましたが。
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メスは飛び去ってしまいました。


しばらくして。


今度はオスが飛び出してきて
わたしのすぐ近くの
電線にとまりました。

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こちらのことを
恋のライバルと意識したか。

それとも
うちの子を預かってくれ
と言いに来たか。
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7月7日は七夕です。
どうぞ二羽だけの時間を
お楽しみあれ。

林道を歩いていると
クロツグミに出会うことが多い。
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それも
ミミズで口いっぱいにして。
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この個体もさっそく
ミミズを見つけたようです。
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長いミミズを細かく
切り分けました。

ふつう長いままでも
よく運ぶのですが。

ヒナがまだ
小さいのかもしれません。
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まだ探すんですか?

もうそろそろ
いいのでは?
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ずいぶんたくさんに
なりました。
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もういいかげん
いってらっしゃい。
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池ではカイツブリが
子育て中です。

ヒナの姿はとても
かわいいですね。
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たまりません。
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そんなことを言っていたら
親鳥も急に
愛嬌を振りまき出しました。
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わたしだって
かわいい!
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いやいや。
そういう話ではなくて。

親鳥は上空になにか
敵の存在を見つけて
防衛体制に入って
いたのでしょうか?

いずれにしても
親鳥もとても魅力的です!


ヒナの数は
全部で5羽。
みないい顔しています。
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しばらくして。
エサの時間となりました。
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ヌマエビでしょうか。
外来種だという話も聞きますが。
あまり詳しくは知りません。

またエビを
捕まえてきました。
さっきよりも大きい。
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しっかり食べて
大きくなってちょうだい。
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6月20日につづいて
約2週間ぶり。
地元山科のアオバズクに
また会いに来ました。
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今日もいますね。
いることの確認しか
できませんが。

いてくれて
よかったです。
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今後はもう
見に来れないと思いますが。
無事に子育てができますように。

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