とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

2019年09月

さて今日はどうでしょうねえ。
もうちょっと数を見たいところだが。
あまり期待せずに期待しよう。

「精一杯やるだけやって、
あとは結果を待つだけですから」
関取のコメントのような心持ちです。


しばらくして。
お?
来た?
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来たねえ。
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来た来た。
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回った。
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ようこそいらっしゃい。
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今日は回ってくれました。
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成鳥オスがいて、
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成鳥メスもいて、
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幼鳥もいて。
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おっと。
ツミ。
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このアカハラダカ御一行の最後尾に
ツミが1羽混じっておりました。
こんなこともあるんですねえ。
(帰宅後に写真見て知りましたが)

その後チゴハヤブサもちらほら。
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さてさて。午前中にて
ぼちぼち帰りの支度です。

今回確認したアカハラダカの
群れ(一回の)最大数は40羽ほど。
今日はこの御一行が一番感動でした。

もちろんね。
出るときはもっともっと
すごい数が一度に出るんでしょうがね。
今回はこれでじゅうぶんです。
大満足です。

松下さんはじめ、
現地で知り合った方々、
ありがとうございました。

アカハラダカ今日は出るかな。
おとといは7,000近く
飛んだらしいねえ。

もうピークは越えてしまったか。
それでも全く出ないことはなかろう。
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強風の中、ちらほら出始めた。
虹彩が暗色なので成鳥オスだ。
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黄色の虹彩は成鳥のメス。

しかしねえ
あっという間に
通り過ぎてゆくねえ。
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ぜんぜん旋回してくれない。
もっとゆっくり見たい。

胸の斑が目立つのは幼鳥。
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そんな中
たまにミサゴや、
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たまにノスリや、
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まれにサシバ
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それからチョウゲンボウ
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チゴハヤブサなど。
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午後遅くになって、
昨日と同じように
ハチクマが低く出始める。
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エサ(ハチの巣盤)を
つかんで飛ぶ個体も。
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今日は一日中、風が強く、
世間の風当たりに似て
なかなか体に応える日であった。
明日はどうなるかな。

今日は幼鳥が飛んだ。
それもとびきりの美人だ。
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幼鳥はくちばしの根元
蝋膜(ろうまく)が黄色い。

それになんといっても
羽根がフレッシュ。
羽根の長さが全体に揃っていて
羽縁(先端)が白い。
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茶色っぽい別個体の幼鳥も。
模様の帯がきれいに揃っていて
ういういしい。
目の付近の隈取も魅力的。
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東よか干潟を11:00に出て車移動。
烏帽子岳には13:00到着。

かなり風が強い。
でもでも
ハチクマが低いとこ
飛んでくれたのでありがたい。

普段なかなか撮れない
横向きのハチクマ。
いろんな模様の個体がおります。
まずは成鳥オスから。
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東から西に流れていきます。

つづいて成鳥のメス。
虹彩の色が明るく、
オスとはまた違った顔つき。
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上の個体に似てますが。
細かくチェックすると別個体。
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さまざまな模様の個体が
いるかと思えば、
血縁関係かと思えるほど
似ている個体もいたりする。

下の3個体もよく似ているが
それぞれにちょっと違う。
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不思議と
幼鳥に出会うことはなかった。
(・・・と思う)

今日は成鳥のハチクマ
1羽1羽と目が合った観察日であった。
両想いかも♡

・・・・・・
話は変わって、
ここは観察場所のすぐ横に駐車場もあり
数分歩くとトイレもある。
車中泊する人もいた。
全国から観察者が訪れるのも納得。

佐賀県と言えばカササギ。

「カシャ カシャ」という声を
「カチ(勝)カチ(勝)」と聞いて
「勝ガラス」の異名をもつ。

縁起がいいとされ
日本に持ち込まれたという。
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「勝ガラス」とはいえ
勇ましい感じかと言えば。
そうでもなく。
どちらかといえば愛嬌のある印象。
そこがまたいい。

この個体はどことなく
あどけなく
今年生まれの個体かもしれない。
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地元の方と話す機会があったが、
最近減ってきていることを
残念そうに語っていた。

そういえば、近くの電柱に
こんなものが取り付けられていた。
カササギの巣作りを誘致して
誰かが取り付けたのであろうか。
電力会社がつけたとは
決して思えない。
なぞのカゴ。
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突然ながら。
我家のカササギにも
登場願おう。

何年か前
京都の雑貨店でみつけた
カササギの土笛。

佐賀県でつくられたとあり
「尾崎人形」と書かれていた。

我家の玄関に飾っていたのを
久しぶりに手にとってみる。
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この土笛は
「カチ」とは鳴らずに
「ホウ」となった。
ご褒美の「褒」と鳴いたのかもしれない。

特に意味はなし。

ハシブトアジサシだそうです。
お初です。
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もし一人で見たならば
アジサシとしていたかもしれない。
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つづいてカラシラサギ
こちらもお初です。
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もし一人で見たならば
コサギとしていたかもしれない。

成鳥冬羽(または移行中)ということで、
コサギ幼羽によく似てるんです。
ほんとうに困ります。
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上くちばしの黒さ加減(コサギより弱い)
や、目つきが違う(コサギよりきつい)
とのことで。一応納得。


つづいて
ヘラサギ(左)とクロツラヘラサギ(右)
お初ではありませんが希少種です。
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くちばしがヘラ状で
ヘラサギ
わかりやすい。
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顔が黒くて
クロツラヘラサギ
とてもわかりやすい。
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珍鳥はとてもワクワクさせてくれます。
自分の目で確認できたときは
素直にうれしいですね。

見たかった鳥の1つ。
撮影出来てほっと一安心。

繁殖エリアの分布がせまく、
名前の通り樺太(および周辺)のみという。

推定個体数は500~1,000羽ということで
世界的希少種といわれております(おお~)。

この日は4~5羽いたようだが、
わたしが見たのはこの2羽のみ。
調べたら第1回冬羽(今年生まれ)のようです。
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しかし
アオアシシギとよく似ていますねえ。
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ちょうど後ろに
アオアシシギが来てくれました。

くちばしの太さが違うというけれど。
わかりにくい時も多い・・・悶々。

脚の脛(すね)がアオアシシギより短かく、
姿勢が低いのも識別点というけれど。

ご覧のとおり水に浸かっているので、
さらに悶々。
記憶の引き出しにしまえません。
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一緒に飛んでもくれましたが。
奥がカラフトアオアシシギ。
手前がアオアシシギ。
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足の色がずいぶん違って見えますね。

これが識別の決定打か。
と思われましたが・・・いやいや。
今回はちょっと極端な例かもしれません。
アオアシシギの足はもっと
黄色っぽいときもありますし。

ということで、
とりあえず「写真」のおかげで
しっかりと見たことになりました。
カメラに感謝です。

松下さんととりみるの旅。
今回は佐賀の東よか干潟と
長崎の烏帽子岳。

まずは東よか干潟から。
別名・大授搦(だいじゅがらみ)。
さてどんな鳥が見れたのでしょうか。


海上を飛ぶシギチの大群。
総数4,000羽ほど。
地元の方々によってカウントされている。
シギチの飛来数が日本一らしい。
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いろんな種類のシギチ。
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中でも
個体数が一番多いのはハマシギ。
2,000羽以上。
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ダイゼンは1,000羽以上。
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ほかのシギチ。
以下個人的に感じた個体数も書いてみます。
あくまで個人的な。です。

シロチドリ
少なくとも20羽以上。
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メダイチドリ(この写真は幼鳥)
相変わらず可憐な立ち振る舞い。
20羽ほど。いや100いたかな。
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オオメダイチドリ(幼鳥)
2-3羽。みな幼鳥だった。
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オオハシシギ
この1羽しか見ていない。
口元(口角)が目立たないので、
なんとなく無口な性格の印象。
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オオソリハシシギ
大きいので目立つ。10羽ぐらい。
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チュウシャクシギ(この写真は幼鳥)
5羽未満。
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ダイシャクシギ(白っぽい2羽)と
ホウロクシギ(茶色っぽい3羽)

合わせて30以上。
個体数の比率は半々という感じ。
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アカアシシギ
2羽。活発にエサ探し。
akaashishigi-9150732
アオアシシギ
カラフトアオアシシギを探していたので、
その都度ねちねちと撮影しておりました。
20羽ぐらいいたような。
いや100以上いたらしい。
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カラフトアオアシシギ(第1回冬羽)
4-5羽ほどいたらしいが、
確認したのはこの2羽。
別ページでも、別記事で書いてみます。
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キアシシギ(この写真は幼鳥)
ほかの場所でシギチ観察をすると、
キアシシギばかり
ということも多いのだが。

この日この場所では、
探すのが大変なぐらい。
たったの2羽。幼鳥と成鳥。
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ソリハシシギ
5羽ぐらい?
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キョウジョシギ(幼鳥)
10羽未満。
全部幼鳥だった。
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オバシギ(幼鳥)
20-30羽ぐらいかな。
実際はもっともっといたらしい。
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コオバシギ(幼鳥)
この1羽のみ。
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トウネン(この写真は幼鳥)
20-30羽ほど?
もっといたはず。うん。いたいた。
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キリアイ(幼鳥)
3-4羽ほどいたんではないかな。
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あとミヤコドリ。
ちょっと遠かったけど。
個性的な色合いのおかげで
ミヤコドリとわかる写真になりました。
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あと、撮影できなかったけれど、
コアオアシシギ1羽もいた。

また、
わたしは確認できなかったけれど、
ムナグロ
オグロシギ
ヒバリシギ
もいたようだ。

秘かにヘラシギやヨーロッパトウネンなど
探してたんですがね。
なかなかそう、
うまいこといきませんね。

シギチ以外の鳥は
別ページにあらためて。

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