とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

2018年09月

明日から一週間、石垣島に行く予定だった。
しかしまたしても台風が来ている。
飛行機から宿からレンタカーからキャンセルした。
ついてない、とはこういうことを言うのだろう。

まあそれはいいとして、
まずは今日もトウネン幼鳥。
全部で5羽いた。
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つづいてクサシギ。
クサシギの年齢についてあれこれ書いてみようかと思ったが、
意外とわかりにくいことに気づかされた。
調べた上で、たぶん幼鳥なんだろうとは思うのだが、
あまり曖昧で中途半端な情報ばかり書き連ねてみても、
書いている方も読んでいる方も白けてしまうだろう。
ならばもう年齢なぞどうでもよい。
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次のセイタカシギ。2羽の姿があった。
まあ恐らく手前がオスで奥がメス。
では年齢はいかに・・・と調べてはみるものの、
どっちにしろ断定はできないし。
ならば年齢なぞどうでもよい。
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台風のせいです。
ついていないと人間ダメですな。

裏庭のキジバトが旅立ったので、
このタイミングで営巣木の剪定作業にとりかかる。
すると見上げる先の高空にハチクマの鷹柱・・・わお。

急いでカメラを取りにいく。
全部で20羽ほどを数えたが、写真には最大10羽しか写らなかった。
その写真が下。ピンボケ。
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ほかの写真から、1羽ずつ無理やりに拡大してみよう。
まずは、尾羽の帯が2本よく目立つ成鳥のオスから。
 ↓ A個体。
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 ↓ 上と似ているが違うB個体(成鳥オス)。
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 ↓ こちらも似ているが違うC個体(成鳥オス)。
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 ↓ ややベージュがかったD個体(成鳥オス)。
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 ↓ Dに似ているが違うE個体(成鳥オス)。
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 ↓ 暗色型のF個体(成鳥オス)。
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さて次からは成鳥メス。
尾羽の帯が細め。
写真では帯が不明瞭か、3本に写っている。
 ↓ G個体(成鳥メス)。
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 ↓ H個体(成鳥メス)。
一見、オスのように見えるが実はメス。
メスは翼の後縁の帯が目立たない。
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 ↓ I 個体(成鳥メス)。
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 ↓ 暗色型のJ個体(成鳥メス)。
オスのF個体と似ているが違う。
hachikuma-9220041c
 ↓ K個体(成鳥メス)。
翼先は黒っぽいが、羽根に欠損が多く幼鳥ではない。
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以上A~K個体で、少なくとも12個体が写っていた。
いずれも成鳥で今年生まれの幼鳥はいなかった。

それにしても我家の上空でハチクマの渡りが見られるとは。
我家から上昇気流でも上がっているのかな?
運気上昇みたいな(苦)。

シュッとした美人さん。
脚色が淡いので若い。
(・・・この文章だけでは怪しすぎる)
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背面が褐色味なのでメス。
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羽縁のある幼羽は見当たらない。
なので第1回冬羽ではなさそう?
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虹彩に赤味はない。
いや、光具合や角度で色が出ないのかもしれない・・・。
下のくちばしの基部に赤味がある。
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去年生まれの第2回冬羽かな?
いややっぱり第1回冬羽なのか?
あいかわらず断言はできません。
もっとたくさん見ないとダメですね。

裏庭で生まれ育ったキジバト。
とうとう旅立った。
裏庭を隅から隅まで探すもどこにもいない。
うれしいような寂しいような・・・。
いややはり、うれしい気持ちの方が強い。

探しに行きたい気持ちもあったが、そこを抑えて、
ちーちゃんを信じて、無事を祈るだけにした。
(ちーちゃんとはキジバト幼鳥の名前です)

その後、朝の10時過ぎ、
窓の外の電線にキジバトがとまった。
おー。とっさに撮影。
おお。ちーちゃんやないかい。
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ずいぶん堂々としてるねぇ。
心の中で拍手を贈る。
しばらくして、力強いはばたきで飛び去った。
見に行きたいけど我慢我慢。
今日は「祈る」という言葉を深く知ったように思う。

裏庭で生育中のキジバト幼鳥。
ヒナとして姿を確認してから23日目。
巣から離れて9日目。
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今日はなんだか目がうるうるしている?
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夕方、気配がない。
葉の茂みにいて見つからないのかもしれないし、
もしかしたら旅立ったのかもしれない。

我家の裏庭で成長中のキジバト幼鳥。
ヒナとして姿を確認してから、今日で22日目。
まだここに居たいようやねぇ。
口元の羽根も徐々に生えてきた。
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親鳥は給餌に訪れているようでよかった。
そのたびに「フィィィィイ」という餌乞いの声をあげる。
これからもずっとここに居るような気がしてるけど、
いつかは旅立ってしまうのだろう。

田んぼで気楽に鳥を見る。
まずはヒバリシギ。
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トウネン幼鳥(奥)と一緒にエサ探し。
脚色の違いがよくわかる。
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トウネンも1羽のみ。
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タカブシギは2羽。
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電線にはショウドウツバメ。
こちらも秋の渡り鳥。
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おつかれさん。
ゆっくりしていくといい。

我家の裏庭で育っているキジバト幼鳥。
朝7:00、まだとまっている。
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7:15、突然飛び立ち、初めて我家から出て行ってしまった。
実にあっけない旅立ちだったが、立派な羽ばたきであった。
ちょっとだけ気になって(またまたおせっかい)、
飛んで行った先を見に行ってみる(過干渉)。

我家から20mほど離れた民家の屋根にとまっていた。
よりによって、すぐ近くにカラスが2羽とまっているではないか。
ちーちゃん(幼鳥のことです)はすっかり固まって硬直状態。
大丈夫かいな。
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カラスは飛び去り、ちーちゃんも我に返ったようだ。
再び飛び立ち、我家から40mほど離れた民家の屋根にとまった。
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その先には、親鳥(首の模様から父親)の姿があった。
ああこれで、無事に旅立ちだ。
あとは親鳥が安全な場所に導くであろう。
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と、思っていたのに、親鳥は飛び去ってしまった。
ちーちゃんも追いかけずに反対方向の電線へ・・・。
???
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7:35、なんと。
結局また我家の営巣木に戻ってしまった。
なんとも複雑な心境。
こういう時に限って、出張仕事もないので、
気になって気になって仕方がないのである。
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その後はずっと裏庭にとまったまま。
20分間だけだが、我家を離れた気分はどうだったのだろう?
とりあえずは、おかえり。

おはよう。ちーちゃん。
今日もいるねぇ。
我家の裏庭で育っているキジバトの幼鳥。
網戸ごしに撮影。
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2度の台風と、弟(または妹)がカラスにやられるなど、
恐い思いをしたので、なかなか旅立つ勇気が出ないのだろうか?
ヒナとしての姿を確認してから、今日で19日目。
そろそろとは思うのだが。
kijibato-9100021
親鳥は外でよく鳴いている。
「ポォーポア・ポポー」「ポォーポア・ポポー」
そのたびに、ちーちゃんは「フィィィィイ」「フィィィィイ」と、
か細い、弱々しい声で、甘えたように応える。
親は外への旅立ちを促しているようにも思うのだが。
それでも、きっとたまに給餌に訪れているのであろう。
早く無事に旅立ってほしい。

野鳥に愛称をつけるなんて邪道。
どっかでそう思ってたんですがね。
気がついたら我家では「ちーちゃん」と呼んでいた。
親が来ると鳴くんです。すごくか細い声で。
カタカナにすると「フィィィィイ」という感じでしょうか。
それが遠めには「チーーーー」と聞こえるんです。
それで「ちーちゃん」。
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造巣を確認したのが8月5日。
8月23日(造巣から19日目)ヒナの姿を確認。
(正確な誕生日は不明)
9月5日(ヒナを確認してから14日目)、
もう1羽の弟か妹はカラスにやられてしまい、
ちーちゃんは直後、巣から横枝に移動する(巣立ち)。
夜一度巣に戻るが、翌朝からは巣に戻らなくなった。
今日9月9日(ヒナを確認してから18日目)、
営巣木のとなりの木にとまっている。
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本などには生後15日ほどで飛べるようになるとあるが、
ちーちゃんはまだ我家にいる。
いつまでいるんかいな。
本当にわが子のようで・・・困った。
ほかのことが手につかない。

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