とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

タグ:鹿児島県

今日の雲。
とても神秘的。

たらちねの雲
とでも命名しておこう。
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そんな雲を眺めていたら。
カワウが1羽飛んでいました。

シルエットを見て
葉っぱの首飾り?
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カワウは実は
何かの儀式に向かう途中で
礼装をしているのかもしれない。

などと妄想遊戯。
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実際のことなんて
どうでもよかったんですが。

口にくわえて
運んでいました。


カワウの巣に
葉っぱが乗っているのを
見たことはありませんが。
どうなんでしょう。
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やっぱり儀式なんでしょう。

人の顔を見るときによく。
髪や髭(ひげ)を消して
坊主の顔を想像したりする。

額縁を外して
絵を眺めたいのと一緒。
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上の写真は
サンコウチョウのオス成鳥。
(ピント甘し)


頭の羽根が
ずいぶん抜けているので
なんだか印象が違う。

巣立ったばかりの
幼鳥かと思ったほど。
かわいらしい。
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髪を切り過ぎて
「なんだか若返ったね」
などと言われることもあるが。

このサンコウチョウも
とても幼く見える。
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繁殖も終えたこの時期。
成鳥は換羽が進みます。

で。こんな姿に。
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枝に隠れて。
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やはり髪型は大事ですね。

夏の干拓地。

いるはずのない
冬鳥のナベヅルがいました。
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少し離れたところに
もう1羽。
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しばらくして
3羽は集まってきました。

わたしの存在のせいでしょう。
ごめんよ。
警戒して当然です。
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本来ならば
春にこの地を飛び立って
今頃はロシアあたりで
過ごしているはずです。

旅立てなかった理由が
なにかあるのでしょうか?

すると
そのうちの1羽が
はばたきを始めました。
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左翼の先が
なんだか変です。


しばらくして。

まるで覚悟を決めたかのように。
わたしにその左翼が
まるまる見え見えの位置になって
食事を始めました。
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おうおう。
痛々しいねえ。

左翼の手首にあたる所から
だらんと垂れ下がっています。

これでロシアまで帰るのは
無理ってもんです。
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しかし。
こうして今現在も
過ごしていることを思えば。

不具合のある姿を
哀れに思うことは
間違いなのかもしれません。


哀れってなんですかぁ?
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残りの2羽はどうなのかは
よくわかりませんが。
ケガした1羽に
つきあってくれている
のかもしれません。

家族なのか?
とも考えたりしましたが。

3羽とも顔から首にかけて
褐色味に見えるので
みな若鳥なのかもしれません?
(よくわかりません)
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田んぼの上空
トンボがたくさん。
ウスバキトンボだという。
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ウスバキトンボだけじゃない。
アマツバメも飛んでいた。
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よし。
それならということで。

アマツバメが
ウスバキトンボを
食べるところを
狙ってみる。
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しばらく撮影してみるが
うーん。食べていない。

食べないというわけでは
ないと思うのだが
メインではなさそうだ。

撮影した画像を見ていたら
小さな飛翔昆虫も
写っていた。
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そういえば
トンボも蚊や蠅などの
小さな飛翔昆虫を
エサとしているのだった。

同じく飛翔昆虫をエサとする
ツバメも飛んでいた。
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下はハチの仲間でしょうか。
いろいろと飛んでいるようです。
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結局のところ
捕食の瞬間は
撮影できずでありましたが。

いろいろ飛んでいる
という発見の時間でありました。

「キョロロロロロ」

アカショウビンの声は
いつ聞いても魅力がある。

「キョロロロロロ」

姿も見たい。
誘惑に負ける。

「キョロロロロロ」

すぐ近くで鳴いている。
のに。林の陰。


「ケロロ ケロロ」

飛びながら鳴く声だ。
上空を赤い影。
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やった!

昨日(5/25)につづいて
亜種コシジロヤマドリ。

メスがじっとしていました。

メスは腰が白いわけではないので
コシジロヤマドリと言い切って
よいのかどうかわかりませんが。
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それにしても。
あまりにじっとしているので
辺りに目を向けてみたら。

いましたいました。

ヒナは少なくとも2羽。
写真は1羽のみ。
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車の中から撮影。
長居は無用。

林道脇でヤマドリに出会った。

鹿児島の亜種は腰が白い。
その名もコシジロヤマドリ。
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ありがたいことに
あまり逃げません。
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むしろ近づいてくる。

近くで抱卵中のメスを護るために
あえて目立つ行動をしているのか?

それとも単に縄張り防衛?

もしくはまだ独身で
血気盛んな状態なのだろうか?
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だんだん
動きが収まってきました。
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しばらくしたら
突然鳴きだしました。
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「ウェーー」というような。
ややかすれた声。
地鳴きに相当するかもしれませんが。
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オス成鳥の声は
初めて聞きました。
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鹿児島県では
おもに春と秋の通過鳥。
(越冬記録もあるらしいが)
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この個体はきっと
渡りの移動中。
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京都では4月に
見ることが多い。

鹿児島県で
今の時期に見るなら
矛盾しない。
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そんなことを考えながら
撮影しています。
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しばらくの間
近くでポーズを
とってくれました。

尾羽を上げたポーズが
いかにもコマドリ。

いかにもなポーズ
どうもありがとう。
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1羽だけのナベヅル。
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いつもは大群か
もしくは家族群でいるのが
当たり前だったので
ちょっと新鮮。

干拓地の大群は
次々と北帰行の真っ最中。
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たまには独りも
気楽でいいだろう。

山に囲まれた
谷田で見るナベヅル。
こんな風景も
なかなかいい。
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遠くまで来たこともあって
珍鳥を期待してしまいますが。
びっくりするような
鳥は登場せず。

そんな中でも
なんとオオハクチョウ(若鳥)。
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こんなところまで
越冬に来てたとは意外です。
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下はヘラサギの群れ。
先日は顔をうずめて
ばかりでしたが。
やっと顔を見せてくれました。

左から2羽目は
クロツラヘラサギですね。
(写真わかりにくい)
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パンダ模様の
コクマルガラス。
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ムネアカタヒバリ。
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ホオアカ。
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ツリスガラ。
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ニュウナイスズメ。
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ツルたちの北帰行は
既にはじまっています。

写真のマナヅルも
旋回上昇ののち北方向へ。
(戻る群れも多いらしいが)
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一年ぶりの鹿児島。
今回は仕事がらみだったので
あまりゆっくりできずでしたが。
本州とはちょっと違う
鳥の風景を堪能であります。

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