とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

タグ:交尾

今日も地元山科の
カイツブリに会いに来ました。

昨日判明した個体識別。
顔の赤と、頭の黒の境界が
【左】明瞭  →A個体。
【右】不明瞭 →B個体。
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ということに基づいて
観察してみます。

巣に乗っているA個体。
それを見つめるB個体。
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A個体がうなだれるように
顔をつき出して伏せています。
これは交尾を誘っているポーズ。
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B個体はそれを
後から眺めています。
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A個体は突然振り返り、
「だるまさんがころんだ」
のような行動を始めます。
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B個体はびっくりしたような
驚いた顔をしています。
もう毎回のことなので、
お約束の表情かもしれませんが。

こんなことを
左、右、左、右とくり返しながら。
お互いの気持ちを
盛り上げているのかもしれない。
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そしてまたA個体は
うなだれたように伏せます。
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しばらくして
ようやくB個体が
背中に乗りました。
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A個体の細く短い
尾っぽはまだ水平です。
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A個体の口が
半開きになってきました。
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B個体も高揚してきたようで。
姿勢も高く上がります。
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A個体の尾っぽも
最高に上がってます。
交尾成立ですかね?
う~ん。
よくわかりませんが。
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2個体は離れます。
B個体はA個体の前に
降りました。
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ここからは
見つめ合いの時間です。
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お互いの気持ちを
確認し合えたところで。
それぞれの時間に戻ります。
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さてさて。
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今日も交尾の下側はA個体でした。

実は交尾の上下が
入れ替わることもあるといいます。
「逆マウント行動」とか
「逆マウンティング」とか
言われます。

実際にこの目で見てみたい
と思いまして。

しかし今のところは
A個体が下で
B個体が上でした。

スズメがいない世の中なんて。
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交尾があるなら。
今後もスズメはいてくれる。
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そんなことも
おせっかいの極みでしか
ありませんが。
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またまたスズメの交尾。
さっきと同じペアかもしれない。

尾羽を扇のように広げ
華麗ですね。
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しばらくして。
すっと。
脇に飛び降ります。
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さてもう1回。
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今回は交尾成立せずに
降りました。

メスはずっと
同じ姿勢ですね。
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さて気を取り直して。
もう1回。
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メスは総排泄腔を開いて
待っています。
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交尾!
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離れます。
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まだまだ。
もう1回行きますよ。
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あら。
交尾成立せずに
離れてしまいました。
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しかし
いい感じのようです。
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このあと
営巣場所と思われる
電柱の角パイプに出入り。

あの狭い空間で
これから産卵、抱卵、
そして子育てなんでしょう。

仲良う、おきばりやす。

スズメの交尾は
一度に何度も何度も
行うことが多いように思います。
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といっても。
毎回交尾に成功するわけでは
ないようですが。
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撮影に間に合わなかった
と思っても
待っていれば
また交尾を再開してくれます。
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ぼかしは
要りません。
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今回は交尾成功かな。
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しかしまだ終わりません。

オスはふたたび
メスの背中に乗ります。
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今回もうまくいったかな。
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ぜーぜー。
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再度メスの背中に乗ります。
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おっと。
バランスを崩したので。
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やり直し。
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こんな感じで
何度も何度も
くり返しています。

日本書紀にて、イザナギとイザナミに
「交(とつぎ)」の方法を教えた鳥(鶺鴒)。
そうして国や神が
つぎつぎと生まれました。
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今日はわたしに教えてくれるらしい。
それも実技で。
あ・ありがとうございます。
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ふむふむ。
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メモメモ。
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交!
(下の写真が交尾成立の瞬間です)
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そしてそして。
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終わりです。
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2羽は離れました。
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背中に乗ってから離れるまで
たったの5秒。
神業ですね。

何かを生み出せそうな
そんな気がしてきました。

オス(右)とメス(左)が仲良く並んでいます。
タマシギは一般的な鳥と違い、メスの方が派手な色彩をしています。
いずれにしても、いい雰囲気の2羽。
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歩き出したと思ったら、
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オスがメスの背中に、ひょいっ。
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どて。
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よっこらせ。
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バランスも安定してきて交尾の態勢に。
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既に交尾は終わりました(絶頂の写真撮れず・・・)。
ペアはお互いをねぎらうように頭を下げています。
「ほんまにありがとう」
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「いえいえ、こちらこそ」
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そんなラブラブカップルの様子を、
遠くから見つめる別個体のメスの存在が・・・。
あの男、なかなか可愛いわ♡。
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連れ立って歩き出すペア。
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別個体のメスは、「コー、コー」と小さめの声を発しながら、
逃げるように歩き出しました。
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こそこそと隠れるように移動する別個体のメス。
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ペアは別個体メスの方へ近づいていきます。
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「私の彼に手を出さないでねっ」・・・と言ったかどうか。
こちらはペアのメス。
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「あなたには負けたわ」・・・と言ったかどうか。
こちらは別個体のメス。
3羽は数mほどの距離まで近づいたが、
互いに草に隠れたまま、争いに発展することはなく、
その後、別個体のメスは観念したのか飛び去ってしまった。
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ペアのオスは、まんざらでもない様子だ。
「ぼくってモテる」
ついつい擬人化したくなる可愛さ。
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その後、ペアは草にかくれたまま、
観察者の私のことが気になりだしたようだ。
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こちらはぼちぼち帰ることにする。

メスをめぐってオス2羽がにらみ合い。
アイリングの周辺部が黒いのがオスで、褐色なのはメス。
右のオスは羽毛をふくらませて体を大きく見せているようだ。
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中央のオスが、左のオスを追い払った。
メスはその様子をどんな想いでながめているのだろう。
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追い払った側のオスはさすが勢いが違います。
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勝ったオスに寄り添うメス(右)。
「あなた可愛い顔して、結構つよいのね・・・♡」
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いつのまにやら、いい雰囲気の2羽。
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ちょこん。
オスがメスの背中に乗りました。
健闘を讃えて、肩車してもらっている訳ではありません。
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5秒ほどバランスをとったのち、交尾です。
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お互いの総排泄口をあわせている間は一瞬です。
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終わりました。
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ふ~。おつかれさまでした。
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しばし2羽は離れ、それぞれ自分の時間に戻ります。
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その後、オスは前傾姿勢から尾羽を扇形に開いて、
ここで営巣することを示すディスプレイを行います。
メス(左)はオスの下にくぐって、じっとしています。
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本当にここでいいのかしら・・・。
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しばらくしてメスは離れ、オスは造巣行動を行います。
くちばしや足で石をはじき飛ばしたり、
体を地面に押し付けたりして、浅い窪みを作ります。
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オスは適当なところで造巣行動をやめ、再びメス(右)のところへ近づきます。kochidori-3260255
すっかり仲良うなりました。
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おっと、また交尾ですかい。
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よいしょっと。
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今回は7秒ほどバランスをとっています。
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安定してきたところで、
メス(下)は尾羽を上げます。
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交尾。
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恍惚のオス(手前)
メスはそうでもなかったかな。
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仲良うやってちょうだい。

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