とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

タグ:ヒレンジャク

今年は本当にあちこちで
レンジャクの群れに出会います。
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鳥の群れの
飛翔写真を見ていると。
ときとして。
違うものに見えてしまう。

ことはありませんか?
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ありませんですかね。
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たとえば。
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ほら。
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こんなんとかも。
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ほら。
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だからなに。

ということでも
ないんですがね。

今年はレンジャク類の
当たり年と言われる。

たしかに
あちらこちらで
姿や声。

チリリリリ。
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たいがいは
ヒレンジャクの方が多い。

その中から
尾羽の先端が黄色い
キレンジャクはいないかな
と探すことになるのですが。
尾羽が見えないことも多い。

そんなときは
おなかに注目。
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おなかの淡色部が
はっきりとしているのが
ヒレンジャク。
(この写真では左)

はっきりしていないのが
キレンジャク(右)。

ということを頼りに
数えたりするのですが。
しかし。
おなかの淡色部が
はっきりしているのは
どっちやったかな?

ということになることが
多かったりするのです。

今年はレンジャク類の当たり年。
ここでもたくさんのレンジャク類が群れている。

尾羽の先端が黄色いのがキレンジャク(写真左)。
同じく先端が赤いのがヒレンジャク(右)。
雌雄の違いという訳ではなく別種であります。
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電線に並んだところをパノラマ撮影。
1本の電線にとまった群れを検証してみよう。
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別種だというのに
わだかまりなく並んでいる様はなんだか楽しい。

全体ではもっとたくさんいたのだが、
1本の電線にとまっていた数は49羽だった。

その内ヒレンジャクは39羽。
キレンジャクは10羽という結果。
約8割がヒレンジャク。

普段からキレンジャクを見る機会が少ないという感覚があるが、
今回こうやって数えてみて、
改めてヒレンジャクの優勢を実感したのでした。
(ひとり満足げに頷き、悦に入る愛鳥家であった)

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