とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

タグ:エサ運び

ハヤブサがすごい勢いで
わたしの頭上を
通り過ぎていった。

ハンティングに違いないと
その方向を探していたら。
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なんとミサゴを
追いかけているでは
ありませんか。

しかも
ミサゴはエサの魚を
仕留めたばかり。

「やれやれ困った。。。」

ミサゴのため息が
聞こえてくるようです。
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ハヤブサは
ミサゴを追いかけている
というよりも。

ミサゴが仕留めた
大きな魚に目を奪われた
のかもしれません。

うらやましがり屋
というやつでしょうか。
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見ればハヤブサの胸は縦斑。
今年生まれの幼鳥です。

それはそれは
好奇心の旺盛なはずです。
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ここの現場仕事へ来たら
いつも見に行く
ヒメアマツバメの営巣地。

この日も飛び回っていました。
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写真を撮ってから
液晶で拡大してみると
のどが膨らんでいるのが
よくわかります。
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たくさんの飛翔昆虫を
飛びながら捕らえて
口の中に溜め込んでいるのです。
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このあと
巣のある橋の下へ
降りていきました。

子育て応援中~。

林道を歩いていると
クロツグミに出会うことが多い。
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それも
ミミズで口いっぱいにして。
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この個体もさっそく
ミミズを見つけたようです。
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長いミミズを細かく
切り分けました。

ふつう長いままでも
よく運ぶのですが。

ヒナがまだ
小さいのかもしれません。
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まだ探すんですか?

もうそろそろ
いいのでは?
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ずいぶんたくさんに
なりました。
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もういいかげん
いってらっしゃい。
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笑う門にはツバメ来たる?
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三重県の伊勢神宮周辺では
玄関先に一年中しめ縄を
飾る風習がある。

それだけでも興味深いが。
さらに「笑門」と書かれた
お札がついているのも多く
とても目を引く。

そしてさらに。
そのしめ縄の上に
ツバメが巣を構えて
子育てをしていたのですから。
もうたまりません。
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このしめ縄の由来など
ネットで調べると
色々出てくるのですが。
まだ浅い浅い理解なので
ここでは示しません。
大事にしたい気持ちもあるので。

さて。
望遠レンズでアップに記念撮影。
「笑門」も入れて。
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なんだか
とてもお堅い表情に
なってしまいました。

撮り直し。

もう陽も暮れて
シャッタースピードも
切れ味がありません。

そのおかげもあってか
笑っているような??
感じになりました。

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無事に巣立ちますよう。



取水口が開かれた。
水がじわりじわりと
土に浸みわたります。
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そんな様子を
ムクドリも見ていたようで。
どこからともなく
集まってきました。
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何かついばんでますねえ。
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ミミズがあちこちで
這い出してきてますが。
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なるほど
ムクドリはミミズを
目当てに来ていたのか。

しかし
口にしているのは
ミミズ?
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ほかの個体はどうかな?
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うーん。

こっちの個体は
どうかな?
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ミミズではないですね。
ケラです。

この個体も
大きいのを捕まえました。
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水が流れ込むことで
土の中の生き物が
出てくることを
ムクドリたちは
知っているんですね。

そして彼らは
それを自分で食べずに
どこかへ持ち去ります。
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そうです
彼らは子育ての真っ最中。

それぞれの巣で待つ
ヒナたちへ。
エサ運びです。
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この個体は。
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ミミズを運んでました。
そりゃそうですね。

♪ ミミズだ~って
♪ オケラだ~って

「キリキリキリキリキリ・・・」

どこからともなく
モズの甘え声。

甘え声といっても
鳴いているのは大人のメス。
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翼をこまかく震わせて
エサをねだる雛のまね。
幼児退行は楽しい。
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オスはそんなメスの姿に
父性本能が刺激されたようで。
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メスの元へ
せっせとエサを運びます。
求愛給餌(きゅうあいきゅうじ)。
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冬の間は
お互いに自立した生き方を
してきましたね。
それはそれで
孤独と自由を堪能して
有意義だったわ。
いま春になって
生活も少しずつ楽になり
あなたもこうして
わたしを大事にしてくれるのなら
わたしは甘え上手になってもいいわ。
(メスの日記より)

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あなたは世界で一番素敵よ。

知床半島の北側
ウトロに到着。

港近くのゴジラ岩。
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オオセグロカモメが
コロニーを作っています。

もこもこした
今年生まれの幼鳥もいました。
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別の崖地では
ウミウのコロニー。

親鳥に食べ物をねだる
幼鳥2羽。
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これから船にのって
海鳥に会いに行きます。

さて。どの船にしようか。

調べただけでも5社もある。
ゆっくりな大型船1社と
高速で小回りの利くクルーズ船4社。

ウミネコと一緒に考える。
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選んだのは大型船。
これから知床半島の先端まで
巡ってきます。
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まず目にしたのは
ケイマフリ。
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知床半島では
ウトロ周辺の崖地で
繁殖しているらしい。

どおりで
わりと目にする機会が多い。
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名前の由来は
アイヌ語の
「kema(足) hure(赤い)」

魅力ある鳥です。
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魚を運んでいる姿も
ありました。
わが子に運んでいるのでしょうか。
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・・・気がつけば。
船は半島先端で折り返し、
もときたルートを戻ります。
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海鳥の出は
いまひとつといったところ。

ウトウが横切っていきました。
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しばらくして
ハシボソミズナギドリ。
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大群の見られる時期は
もう過ぎてしまっています。

単独や数羽で。
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こちらはハイイロミズナギドリ。
ハシボソよりも
くちばしがやや長めです。
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アカエリヒレアシシギは
6羽の群れ。
遠いなあ。
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船はだいぶ戻ってきて
ふたたび
ケイマフリが迎えてくれました。
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個体数が激減している
と聞きますが。
ちょっと心配です。
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このあと羅臼側へ戻るが
朝と変わらず濃霧のまま。
ウトロは快晴だったというのに。

どうやら知床半島の北と南では
こういったことは当たり前と知る。
ひとつ賢くなった。

「(チチ)チュビチュビ・・・」

海沿いのちょっとした林から
独特の声が聞こえてくる。

蚊に刺されながらも
じっとしていたら
すぐ近くまで寄ってきた。

趾(あしゆび)が
大きくがっしりしてますね。
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胸にうっすらとした
縦斑があるので幼鳥です。
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こちらの存在に気づいて
隠れたつもりかな。
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尾羽も独特。
外側が短いので丸みのある形。
羽根1枚1枚の先端は淡色です。
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親鳥がエサを持ってきた。
口を大きくあけて
おねだりしています。
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こういう時に限って
手前に枝がかぶってますが。
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見たいところが
ぜんぜん見えない(泣)。
でも確かに
給餌を受けておりました。
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その後、
自分でもエサを
見つけてましたね。

やった!
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過去の関連記事もどうぞ

1羽のゴジュウカラがおりました。
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そこへもう1羽がやってきまして。
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向かい合っております。

この2羽の関係は
どうなんでしょう。

つがい?
親子?
それとも兄弟?
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なにやら見つめ合って。
目で何かを会話しているよう。
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何を会話しているのでしょうねえ。
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左の個体は
ぐずっているのでしょうか?
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さらに見つめ合います。
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しばらくしたら
変化がありました。
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親鳥が来たようです。
なるほど今までの2羽は
幼鳥(兄弟)だったんですね。

空腹の個体(左)を
右の個体があやしていたのでしょうか。
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親鳥はまた出かけていきました。

右の個体も
エサはほしかったようです。
次はもらえるといいですが。
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実は次も。
左の個体が・・・。
というお話ではありません。

標高700mほどの
山裾に広がる農耕地。
水田や畑や草地など。

電柱にとまってエサ探し。
忍耐力と集中力と
根拠のない自信もあるでしょう。

気がつけば。
何度もエサ運びを行っています。
ハタネズミかスミスネズミか。
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旋回しながら
少しずつ上昇。
林にある巣へと運びます。
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これからどこへ
連れていかれるんだろう。
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ノスリは狩りに成功して
得意になっていることでしょう。

下から撮影する人間や
カラスの存在に
警戒の気持ちも
あるかもしれませんが。
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巣で待つ幼鳥はきっと複数いて。
空腹の個体は
「まだかまだか」
と待っています。

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