とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

2018年02月

だいぶ暖かくなってきた。
心なしか飛翔する様も楽しそうだ。
30羽+ほどの姿がある。
まだまだ寒い日もあるとは思うが、
無事に越冬完了といってもいいのではないかな。
越冬おつかれさまでした。
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今年はレンジャク類の当たり年。
ここでもたくさんのレンジャク類が群れている。

尾羽の先端が黄色いのがキレンジャク(写真左)。
同じく先端が赤いのがヒレンジャク(右)。
雌雄の違いという訳ではなく別種であります。
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電線に並んだところをパノラマ撮影。
1本の電線にとまった群れを検証してみよう。
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別種だというのに
わだかまりなく並んでいる様はなんだか楽しい。

全体ではもっとたくさんいたのだが、
1本の電線にとまっていた数は49羽だった。

その内ヒレンジャクは39羽。
キレンジャクは10羽という結果。
約8割がヒレンジャク。

普段からキレンジャクを見る機会が少ないという感覚があるが、
今回こうやって数えてみて、
改めてヒレンジャクの優勢を実感したのでした。
(ひとり満足げに頷き、悦に入る愛鳥家であった)

キュリ キュリ キュリ
イスカの小群が鳴きながら飛んでいる。
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わりと近いところに降りてくれた。
ドイツトウヒの長い松ぼっくりに群がる。
(この辺りでは植栽されたものがちょこちょこ見られる)
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なんだかコワモテの猛禽類軍団のように見えてきた。
そのくちばしでケンカなぞ恐い恐い。
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くちばしはカギ状に曲がっているが
肉食ではなく植物食。

独特の形をしたくちばしを使って、
松ぼっくりの中から、
種(たね)を上手につまみ出す。
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下の個体はメス。
色合いがお上品。
こちらも上手に種をつまみ出した。
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・・・と思ったら、ひらりと風の中。
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やっぱりメスは愛嬌ですなぁ。

雪の白に紅い鳥。
積もった雪の表面を強風が吹きつけて、粉雪が舞う。
オオマシコも風に流されるように飛んできた。
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風で羽毛がめくり返っているではないかい。
互いに寒かろう。
そちらさんの纏っている色のおかげか、
思いのほか寒くない。
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冬枯れの落葉樹に、
黄色い花が一輪咲いている!
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そう思って、
双眼鏡で覗いてみてびっくりした。
鳥だったとは。
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ちょっと離れたところには、もう1個体。
背中向きにとまっていた。
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開花したのは私の乙女心だった。

仕事を終えて、夕方、鳥に会いに行く。
コォーーー コォーーー
宍道湖でねぐら入りするコハクチョウの群れ。
鳴きながら上空を通過する。
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キャハハン キャハハン
こちらはマガンの群れ。
実にさわがしいが、これも風景の1つと思える。
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ねぐら入りする前に田んぼで腹ごしらえ。
食べている間もキャハキャハさわがしい。
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実にいろいろな個体がいる。
年齢を知るのも楽しい。
くちばしの先端が黒いのは幼鳥。
下の写真では、左の2羽と、右端の個体が幼鳥。
真ん中は成鳥。
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下の写真では、手前が成鳥で奥は幼鳥。
みないい顔してる。
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下の個体はさっきの個体と似ている。
2枚前の写真の個体と一緒かもしれない。
雰囲気が似てる。
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下の個体はおそらくこの群れで一番の美人。
といっても幼鳥ではなく立派な成鳥だ。
あまり見つめないでほしい。
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