とりみる

小鳥詩人・高田繭草の野鳥観察ブログ。 京都の山科を中心に、山科周辺や出張先で出会った鳥も登場。

10+羽ほどの群れの中で、
翼を半開きに垂らし気味の姿勢の個体がいた。
なかなか凛々しいお姿で。
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近くに同じような姿勢の個体がいて、
2羽は近づき緊張感が走る。
どちらも成鳥で、冠羽が長いので、共にオスだ。
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興奮気味に、ミーーと声を発している。
しばらくして1羽が飛びかかった。
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接触はなかった模様。
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さらなる攻撃か?
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今回も接触はなく地上に降りた。
翼を高く広げて威嚇しあっている。
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向き直って、2羽にらみ合い。
一触即発。
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「今日のところはこのへんにしといたろか」
「ぷいっ」
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群れでエサ探しをしてはいるものの、
狭い範囲の餌場をめぐる争いでもあったのかもしれない。
仲良くケンカしな~。

離れたところには第1回冬羽の今年生まれの個体。
胸の黒帯が薄く翼のウロコ模様も顕著で多い。
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成鳥の羽衣と違いを比較。
成鳥は艶やかで色っぽい。
実に華のある存在の鳥だ。
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畑でエサを探していたケリ。
土の中からカエル(種不明)を見つけ出した。
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最近に耕起されて整地されたと思われる畑地。
冬眠中であったカエルも掘り返されてしまって、
土の浅いところでぼんやりしていたのだろう。
そんなところをケリに見つかってしまったのだ。
あらあら。
ケリにとってはラッキー。
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ほとんど動かないカエルを相手に、
くわえては放り投げ、くわえては放り投げをくりかえす。
もうそろそろ、いいんではないかな?
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胸の黒帯が薄いので、
恐らく今年生まれの第1回冬羽の個体と思われる。
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カエルは土の中からケリの胃の中へ。
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正面顔でなんの鳥だかわかりますか?
(そういえばタイトルに名前が書いてありました・・・)
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越冬個体かもしれない。
大きさやら脚色やら羽衣などから、
メスの第1回冬羽(今年生まれ)とわかる。

整地されたての畑地で、
畝(うね)の傾斜を降りようとしているのですが。
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なんだか恐る恐る・・・大丈夫かな。
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おっとっとっと・・・ほんとに野鳥なのかい?
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ずるずる。
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やれやれ・・・危なっかしい。
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その後、ミミズを見つけ出したようで安心した。
しっかり頼みますよ。
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川で水浴び。
実に気持ちよさそう。

額の羽毛を立てているのでハシブトガラスにも見えるが、
実はハシボソガラス(まあそれはどっちでもいいとして)。
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くちばしに注目。
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上のくちばしが、
まるで鷹のように。
鋭く下に曲がっているではないか。
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最近うちの庭で育ったキジバトがカラスにやられて以来、
カラスが嫌いになった(まさかの好き嫌い発言・・・)。
別に私が好きだろうが嫌いだろうが、だから何?という世界ではありますが、
カラスは今後、猛禽類の座を狙っているに違いありません。

ちなみに下の写真は普通のハシボソガラスのくちばし。
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そして下の写真は、
2014年6月に北海道で撮影したハシブトガラス。
こちらもずいぶん鋭く曲がっています。
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今後のカラスのくちばしには注意です。

団地の脇に植栽されたムクゲに、メジロが数羽集まっていた。
おいしそうな実があるわけでもなし。
何をしているのだろう?
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葉の裏をじっと見つめて。
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ひょいっ。
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おいしそうに食べています。
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どうやらアブラムシのようです。
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こちらでも、狙いをさだめて。
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ひょいっ。
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葉の裏にいるアブラムシを食べてたんですね。
よう見つけましたなあ。

しかしまあ、くちばしの上にアブラムシのお弁当ついてまっせ。
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田んぼの広がる巨椋干拓地でミサゴが飛んでいる。
といっても、大体はその中を流れる川の上空で飛んでいるようだ。
エサになる魚を探して真剣なまなざし。
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魚に夢中だったのか、わりと近距離で撮影させてくれた。
せっかくなので、換羽状況から年齢も調べてみようか。
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ミサゴは、ほかのタカ類と違って、
生まれた年の秋に換羽を開始するというので、
そんな個体なら興味深いな、と思って見つめなおす。
じー。
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今年生まれの幼鳥ならば、
11月の今頃には、換羽しはじめのP1あたりに換羽中の羽根があるはずだ。
・・・しかし残念ながらそこに換羽形跡はなかった。

両翼のP7とS4。
左右対称の場所の羽根に、換羽を示唆する形跡があった。
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P7は、左右ともに褐色味で古い羽根(これから換羽する)。
S4は、右翼が新しい羽根に換羽中(伸長中)で、左翼が褐色味の古い羽根。
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・・・ここまで調べたはいいものの、
ならば、年齢は一体どうなん???
去年生まれ(若鳥)なのかもしれないし、
そうじゃない(成鳥)かもしれない。

う~ん相変わらず詰めが甘い。
まあしかし、
無理に答えを出さないところもまた大事なのだ。

我家のすぐ近く、収穫の終わったちょっとした広さの田んぼ。
チュンスカチュンスカと、スズメの群れが騒がしい。
散在した稲藁の中に潜って、やけに楽しそうだ。
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そうかそうか、落穂拾いか。
宝探しのようで、そりゃあ楽しいだろう。
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とはいっても、警戒心は忘れない。
感心感心。
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そういえば、スズメの巣はちょうどこんな風で。
稲藁の中はきっと落ち着くのだろう。
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次から次へと、落穂を見つけだし、
お米の一粒一粒をていねいに味わっている。
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そういえば正月のお飾りにある稲穂、
毎年我家の玄関先で、スズメが食べ散らかしていくのを思い出した。
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また正月にも会いましょう。

京都では冬鳥のアオジ。
今季も来てました。
やはり季節は巡ってるんですねえ。

オス個体とメス個体が1羽ずつ同じところに。
こちらはオス個体。
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下の個体は、メス個体。
もしやオスの若い個体の可能性もある?と思い、念のため調べてみる。
写真だけでは年齢まではわからないようだが、メスでよさそうだ。
頭頂の色味が褐色味なのが、年齢に関係なくメスらしい。

最近は当たり前に思っていることも、
改めてひとつひとつ調べなおすことを心がけてみる。
面倒だが、しばらくは続けてみようと思う。
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なにはともあれ、
目の前の鳥がエサを食べているところを確認できると、
なんだかほっとする。
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カラスザンショウの幹や枝には棘がある。
足に刺さったら痛い?
うまく除けてとまってるんかな?

こちらはソウシチョウ。
表情を見る限り、痛そうには見えないが。
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こちらはコゲラ。
のけぞってますが。
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こちらはキビタキのメス。
いずれも大丈夫そうですね。
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この美味しい実が食べられるのなら、痛さも何のその?
小鳥の足指には肉はついていないので、
痛みは感じないのかもしれない。
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久しぶりに地元の山へ。
ソウシチョウが元気だ。
あいかわらず騒がしいほどによく鳴いている。
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そんなに不審がらなくてもいいではないか。
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くちばしの根元が黒いので若い個体かな?
ソウシチョウの尾の形は変わっていて楽しい。
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ニホンリスもやってきた。
まだ耳の毛が短いので、一瞬タイワンリスかと思ってしまった。
(外来種つながりの記事も悪くないが)
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お腹が白いのでやっぱりニホンリスだ。
冬毛になると耳の毛が長くなり、より愛らしくなる。
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